内容:隔離病棟跡地に聳え立つ廃墟。その建物の中に学生服の少女が三人、手脚を拘束されて転がされている。その首謀者『手塚遼』が少女達を見下ろす。憎々しげな表情を浮かべる遼は数週間前のことを思い出す。父から、突然の連絡。それは『妹が自殺した』というショッキングな内容だった。悲しみに打ちひしがれる遼をあざ笑うかのように、不審火による出火が原因で実家を全焼。父親までもが悲劇に見舞われ、帰らぬ人となった。悲嘆にくれ、生ける屍の様な生活を送る遼。ある日遺品として持ち帰ったビデオカメラを何気なく再生すると、そこには妹が自殺するに至った原因が撮影されていた。記憶を振り払うかの様に頭を振り、遼は再び床に転がる少女達を見下ろす。彼女たちは皆、妹の自殺との関わりがあるらしい。妹の死を悲しむふりをしながらも、必死に自分たちの関与を否定する3人の少女達。遼の顔が見る見る鬼神と化していく。女性たちの為に用意された拷問部屋。部屋には見たこともない拷問器具と一緒に、無数のビデオカメラが設置してある。「お前らへの尋問は、すべてカメラを通じて、ネットに中継するつもりだ…そのご自慢の裸をとくと晒せばいい…そう、身も心も…本性を晒しだせ!!」妹殺しの犯人よ…見えるだろ…このネットの奥から覗く、女体に飢えた無数の血眼が…。