内容:根岸正義の通う清流学園で、学生から信頼を集めていた教師・綾瀬裕子が謎の転落死をとげた。立ち入り禁止のはずの屋上から、古い金網によりかかったための事故死と処理されたが、裕子に世話になった学生たち4人は、納得出来ず、裕子の死の原因を探ることに。正義は義妹のきずなと二人暮らし。平凡な日々を送っていた。正義は、刑事であった義父に実の子同様に育てられた犯罪者の子。義妹のきずなとは血のつながりはないが、きずなはそれを知らないでいる。義父も義母も死んでしまった今、母親のように面倒を見てくれた裕子の死は、正義ときずなにとって、大きなショックだった。裕子の葬式の後、裕子の遺品の手帳を受け取る正義。手帳には、数人の女子学生の名前と、死の直前のスケジュール。名前こそ書いてないが“放課後・相談”とある。「俺たちのときもそうだったけど、裕子先生は問題のある学生の相談にのっていたっけ…。つまり、このメモにある名前の中に先生の死の原因、もしくは先生を見殺しにした奴がいる可能性があるって訳だ。」放課後の写真部・部室で情報を交換する4人。