内容:腕利きの女刑事として知られた宮崎ユキ(青木理央)。だが、署の内部での評判は芳しくない。男社会が確立している警察署内では、完全に浮いた存在なのだ。それでも彼女はマイペース姿勢を崩さなかった。コンビを組む新卒の刑事・金井(中村英児)の機転の効かなさに苛立ちながら、現在のユキが追いかけているのは連続レイプ事件。その手口は、どう考えても悪質な変質者の仕業だった。地味な聞き込み捜査を続けるユキと金井。その結果、西岡(久保和明)という不審な男が浮かび上がってくる。ユキには、勲(大橋てつじ)という恋人がいた。勤務時間が不規則で、真夜中でも呼び出しがかかるユキの立場に、勲は強い不満を持っていた。その夜も、デートの約束が捜査ですっぽかされた。必死で勲に詫びるユキ。そうして始まった二人のセックスも、ユキの携帯電話が鳴って中断される。謝りながら服を着て、ユキはまた署へと戻っていく…。プライベートを犠牲にしてまで働くユキには、妹の珠美(さかいななみ)も呆れていた。遊び好きの珠美は、ボーイフレンドとユキのマンションに泊まる。二人の喘ぎ声を聞きながら、今夜もユキは孤独に自分を慰める。そんなある夜、ユキ自身がレイプ犯に襲われた!怒りと屈辱に震える彼女は、個人的な報復を決意するが…。