内容:本当に悪夢のような一日でした。その日を境に私の人生が狂ってしまった…そして、これからずっとこの先も…。忘れもしない、2週間前の水曜日の放課後。その日は良く晴れていて気分もよかったんで、少しだけ遠回りをして帰ろうと思ったのが間違いの元でした。国定公園に指定されている林道を歩いていました。たぶん、お気に入りの歌なんか口ずさみながら。そうしたら、一台の見知らぬ車が私のそばに近寄ってきたのです。まさか、そんなことになるとは夢にも思っていなかった私は、笑顔のままで、何気なく車の中を覗き込んでいたのを記憶しています。